胸やけがする…

●胃酸が食堂に逆流

　胸焼けは、遺産や胃の内容物が食道に逆流して起こる症状です。食道の粘膜が炎症を起こし、胸の真ん中辺りがチリチリと焼けるように感じたり、酸っぱいものが喉にこみ上げてきたりします。主な原因は、食べ過ぎやストレスなどによる胃酸の過剰な分泌と、食道と胃の境目で胃酸の逆流を防いでいる下部食道括約筋のゆるみ。また、肥満や胃を圧迫する前かがみの姿勢、食後すぐに横になることも胃酸の逆流を招く要因です。

●胃に負担をかけ過ぎない

　予防するにはよくかんで食べ、腹八分目を心がけること。脂肪の多いもの、甘いもの、アルコールやカフェインは、控えめにしてください。また、夕食は就寝の３時間以上前に済ませるようにしましょう。胸焼けがする時は、水分を補給しながら胃の内容物が消化されるのを待ちます。市販の胃腸薬を服用してもよいでしょう。ただし、頻繁に起こる場合は、胃潰瘍など病気が原因の可能性もあるので、医療機関を受診してください。