イギア合同会社

意外と多い肋骨骨折

ご予約はこちら お問い合わせはこちら

意外と多い肋骨骨折

意外と多い肋骨骨折

2026/11/04

意外と多い肋骨骨折とは?

「肋骨が折れる」と聞くと、高いところから落ちたり、交通事故に遭ったり、スポーツで激しくぶつかったりしたときに起こる大きなケガを想像する方が多いのではないでしょうか。しかし、肋骨骨折は必ずしも大きな事故や強い衝撃によって起こるものではありません。日常生活の中で転んで胸を打ったときや、家具の角に身体をぶつけたとき、スポーツ中に相手と接触したときなど、比較的身近な出来事がきっかけになることもあります。また、骨の状態や身体の条件によっては、強くぶつけた自覚がないにもかかわらず、肋骨に負担がかかっている場合もあります。

肋骨は胸の周囲を囲むように並んでいる骨で、胸郭と呼ばれる構造の一部を構成しています。胸郭は胸の内側にある肺や心臓などの大切な臓器を外側から守る役割を担っています。左右に複数の肋骨があり、背中側の背骨から胸の前側に向かって弓のような形で伸びています。肋骨の前方は胸骨や軟骨とつながっており、胸全体を囲むような構造になっています。

肋骨は硬い骨ですが、完全に動かない構造ではありません。私たちが息を吸ったり吐いたりするときには、肋骨がわずかに動き、胸郭が広がったり縮んだりします。この動きによって肺が膨らみやすくなり、呼吸を行うことができます。つまり、肋骨は身体を守るだけでなく、毎日の呼吸にも深く関係している骨なのです。そのため、肋骨に骨折が起こると、腕や脚の骨折とは違い、呼吸や咳、寝返りなど、普段何気なく行っている動作でも痛みを感じることがあります。

肋骨骨折はどのような状態なのか

肋骨骨折とは、胸郭を構成する肋骨にひびが入ったり、骨の一部が折れたりした状態を指します。骨が大きくずれている場合だけでなく、外見からは分かりにくい小さなひびのような状態もあります。そのため、見た目に大きな変化がなくても、肋骨に骨折が起きている可能性はあります。胸の周辺に痛みがあるからといって、必ずしも肋骨骨折とは限りませんが、打撲や筋肉の損傷と区別が難しいケースもあるため注意が必要です。

特に肋骨は、呼吸のたびに動く場所にあります。腕や脚のように、動かさないように意識して安静にすることが難しい部位です。会話をする、笑う、くしゃみをする、咳をするといった日常的な動作でも胸郭は動きます。こうした身体の仕組みから、肋骨のケガでは、安静にしているときよりも身体を動かしたときに痛みが目立つことがあります。

なぜ肋骨骨折が起こるのか

肋骨骨折の原因として代表的なのは、外部から胸部に加わる衝撃です。例えば、自転車やバイクで転倒した際に地面へ胸を打ち付けたり、階段で転んで身体の側面を強く打ったりするケースが考えられます。スポーツでは、サッカーやラグビー、柔道、格闘技など、人と接触する機会が多い競技だけでなく、野球やゴルフなどでも身体の使い方や転倒によって胸部に負担がかかることがあります。

また、重い荷物を持ち上げようとしてバランスを崩したり、作業中に胸を家具や機械の角にぶつけたりすることも原因の一つです。高齢の方の場合、室内でのちょっとした転倒でも骨に負担がかかることがあります。若い方であれば問題にならない程度の衝撃でも、骨の強さや身体の状態によっては骨折につながる可能性があるため、年齢に関係なく注意が必要です。

さらに、強い咳が続くことによって肋骨に繰り返し負担がかかり、骨折につながるケースもあります。咳をするときには胸やお腹の筋肉が強く働き、胸郭にも大きな力が加わります。通常であれば問題にならない動作でも、長期間にわたって激しい咳が続く場合や、骨が弱くなっている場合には、肋骨に負担が蓄積することがあります。風邪や気管支の不調などで咳が長引いているときに、胸の一部分に痛みが出てきた場合は、単なる筋肉痛と決めつけないことが大切です。

骨の強さや年齢も関係する

肋骨骨折を考えるうえでは、外から加わる衝撃だけでなく、骨そのものの状態にも目を向ける必要があります。骨は一度作られたら変化しないものではなく、古い骨を壊して新しい骨を作る働きを繰り返しています。しかし、加齢や生活習慣、栄養状態、運動量などの影響によって、骨の量や強さが変化することがあります。

特に骨粗しょう症などによって骨がもろくなっている場合には、比較的小さな衝撃でも骨折が起こる可能性があります。高齢になると、転倒した際に手をつく反応が遅れたり、筋力やバランス能力が低下したりすることもあり、胸部を直接打つ危険性が高くなる場合があります。また、普段から運動する機会が少ない方や、栄養バランスが偏りがちな方も、骨や筋肉の健康を意識した生活が大切です。

一方で、肋骨骨折は高齢者だけに起こるものではありません。仕事やスポーツで身体をよく動かす若い世代でも、転倒や衝突、強い負荷によって発生することがあります。年齢が若いから大丈夫、普段から運動しているから問題ないと考えず、胸部に強い衝撃を受けたときには身体の変化を確認することが重要です。

日常生活にも潜んでいる肋骨への負担

肋骨骨折は、特別な場所だけで起こるものではありません。自宅の廊下や浴室で足を滑らせたとき、ベッドや椅子の角に身体をぶつけたとき、重い荷物を運んでいるときなど、普段の生活の中にもきっかけはあります。特に、雨の日や冬場の凍結した路面では転倒の危険性が高まります。両手に荷物を持っていると、とっさに身体を守る動作が取りにくくなるため、胸部を打つ可能性もあります。

また、引っ越しや大掃除、荷物の整理など、普段とは違う動きを長時間続ける場面にも注意が必要です。慣れない姿勢で重い物を持ち上げたり、狭い場所で無理に身体をひねったりすると、胸郭や周囲の筋肉に負担がかかります。こうした動作で必ず骨折するわけではありませんが、身体に痛みが出たときには、どのような動作をした後に症状が現れたのかを振り返ることが大切です。

肋骨は普段あまり意識することのない骨ですが、呼吸や身体の動きに関係する重要な部分です。胸の痛みがある場合には、筋肉の疲れや打撲だけでなく、肋骨の骨折や内臓への影響なども考慮する必要があります。次回は、肋骨骨折が起きたときに現れやすい症状や、仕事・家事・育児などの日常生活で困りやすい場面について詳しく解説します。

肋骨骨折で現れやすい症状

肋骨骨折が起きたときに多く見られる症状の一つが、胸や脇腹、背中の周辺に感じる痛みです。痛みの出方には個人差があり、身体を動かしたときだけ痛みを感じる場合もあれば、じっとしていても痛みが続く場合もあります。特に特徴的なのは、深呼吸や咳、くしゃみなど、胸郭が大きく動く動作によって痛みが強くなることです。普段は何気なく行っている呼吸でさえ、肋骨に負担がかかることで不快感につながる場合があります。

ただし、胸の痛みがあるからといって、すべてが肋骨骨折というわけではありません。肋骨周辺には筋肉や軟骨、神経などもあり、打撲や筋肉の損傷、肋間神経に関係する痛みなど、さまざまな原因が考えられます。また、胸部の痛みには肺や心臓などの病気が関係している場合もあります。自己判断だけで原因を決めつけず、痛みが続く場合や強い痛みがある場合には医療機関へ相談することが重要です。

初期に感じやすい痛みの特徴

肋骨に負担がかかった直後は、ぶつけた場所やその周辺に違和感や痛みが現れることがあります。最初は軽い打撲のように感じていても、時間が経過するにつれて痛みがはっきりしてくる場合もあります。例えば、転倒した直後にはそれほど気にならなかったものの、帰宅して着替えをしたときや、夜になって横になったときに痛みを感じるケースです。痛みが出るまでの時間や強さには個人差があるため、受傷直後に強い痛みがなかったからといって、必ずしも問題がないとは限りません。

肋骨の一部分に痛みが集中することも特徴の一つです。胸の前側だけでなく、身体の横側や背中側に痛みを感じる場合もあります。特に、身体をひねったときや、腕を上げたとき、上半身を起こしたときなどに痛みが出ることがあります。痛む場所をかばうために身体を傾けたり、片側だけを動かさないようにしたりすることもあります。

また、痛みのある場所を押したときに不快感が強くなる場合もあります。ただし、痛みのある部分を何度も強く押して確認することは避けましょう。骨折が疑われる状態で無理に触れたり、身体をひねったりすることは、余計な負担につながる可能性があります。痛みが出たきっかけや、どの動作で症状が強くなるのかを把握しておくことが、医療機関で状態を説明する際にも役立ちます。

呼吸や咳、くしゃみでも痛みが出る

肋骨骨折で特に困りやすいのが、呼吸に伴う痛みです。肋骨は息を吸うときに胸郭が広がる動きに関係しているため、深く息を吸ったときに痛みが強くなることがあります。普段の浅い呼吸ではそれほど気にならなくても、大きく息を吸い込んだときに胸の一部分が痛むということもあります。咳やくしゃみでは胸郭に強い動きが加わるため、瞬間的に鋭い痛みを感じる場合もあります。

こうした痛みがあると、無意識のうちに深呼吸を避けたり、咳を我慢したりすることがあります。しかし、痛みを避けようとして極端に呼吸を浅くし続けることは望ましくありません。特に、呼吸が苦しい、息切れがある、血の混じった痰が出るといった症状がある場合には、肺などへの影響も考える必要があります。呼吸の異常や強い胸痛があるときは、速やかに医療機関で評価を受けてください。

寝返りや起き上がりがつらくなることも

肋骨は寝ている間にも動くため、夜間に痛みを感じる方もいます。特に、横向きで寝たときに痛む側の胸が圧迫されたり、寝返りをしたときに胸郭が動いたりすると、痛みが出ることがあります。仰向けから横向きになる、布団から起き上がる、ベッドに横になるといった動作でも、胸や脇腹に負担がかかります。そのため、日中よりも夜間の方が不便を感じる場合もあります。

朝起きるときにも注意が必要です。上半身を勢いよく起こそうとすると、腹部や胸部の筋肉が働き、肋骨周辺にも負担がかかります。痛みがあるときには、無理に勢いをつけて起き上がるのではなく、身体の状態に合わせてゆっくり動くことが大切です。ただし、痛みを我慢して不自然な姿勢を長く続けることも、首や腰など別の部位への負担につながる場合があります。

仕事中に困りやすい場面

仕事の内容によっては、肋骨周辺の痛みが日常業務に大きく影響することがあります。例えば、荷物を運ぶ仕事では、持ち上げるときや身体の向きを変えるときに胸郭が動きます。介護や看護、接客業などでは、相手を支えたり、前かがみになったり、腕を伸ばしたりする動作が多く、痛みを感じる機会が増えることがあります。工場や倉庫での作業でも、重い物を持つ、身体をひねる、狭い場所で作業するといった動作が負担になる場合があります。

デスクワークであれば大丈夫と思われるかもしれませんが、長時間同じ姿勢を続けることにも注意が必要です。椅子から立ち上がるときや、机の上の物を取ろうと身体をひねったときなどに痛みが出ることがあります。また、会話や電話中に笑ったり、咳をしたりするだけでも不快感が生じることがあります。仕事内容に応じて身体への負担を減らし、必要に応じて職場に相談することも考えましょう。

家事や育児、趣味への影響

家庭内でも、肋骨周辺に痛みがあると困る場面は少なくありません。洗濯物を干すときには腕を高く上げますし、掃除機をかけるときには上半身を前後左右に動かします。買い物袋を持つ、布団を持ち上げる、料理中に鍋を動かすといった動作でも胸郭や周囲の筋肉が働きます。普段なら意識せずに行っている家事でも、痛みがあると一つひとつの動作が負担に感じられることがあります。

育児中の方の場合、子どもを抱き上げたり、寝かしつけたり、着替えを手伝ったりする動作にも注意が必要です。小さな子どもを抱えるときには、腕だけでなく体幹にも力が入ります。無理に抱っこを続けると痛みが強くなる可能性があるため、家族に協力をお願いするなど、身体に負担をかけない工夫が大切です。

趣味やスポーツにも影響する場合があります。ゴルフのスイング、テニスのサーブ、野球の投球、水泳の腕の動きなどは、胸郭や肩甲骨周辺の動きと関係しています。痛みが残っている状態で無理に運動を再開すると、身体に余計な負担がかかることがあります。スポーツへの復帰については、自己判断で決めず、医師の確認を受けながら段階的に考えることが重要です。

痛みを我慢し続けないことが大切

肋骨周辺の痛みを我慢して普段どおりの生活を続けると、痛みを避けるために身体の使い方が変わってしまうことがあります。例えば、痛む側を動かさないように反対側へ身体を傾けたり、腕を上げる動作を避けたりすることです。その結果、肩や背中、腰など別の場所に負担がかかる場合があります。また、痛みがあるのに無理をして重い物を持ち続けると、日常生活の不便さが増す可能性もあります。

さらに重要なのは、胸部の痛みを単なる打撲や筋肉痛と決めつけないことです。肋骨骨折だけでなく、胸部の衝撃によって肺などに影響が及ぶ場合もあります。強い胸痛、息苦しさ、呼吸困難、血の混じった痰、冷や汗、意識が遠のくような症状がある場合は、緊急性のある状態も考えられるため、直ちに救急医療を利用してください。

痛みが軽くても、転倒や衝突の後から胸の一部分に痛みが続いている場合には、整形外科などの医療機関で確認することをおすすめします。肋骨骨折の有無や周辺の状態は、症状だけで判断できるものではありません。次回は、肋骨に負担をかけやすい生活習慣や姿勢、身体の使い方について詳しく解説します。

肋骨に負担がかかりやすい生活習慣

肋骨骨折というと、転倒や交通事故など、外から強い衝撃を受けたときに起こるイメージがあります。しかし、肋骨への負担を考えるときには、事故やケガだけでなく、日頃の生活習慣や身体の使い方にも目を向けることが大切です。もちろん、姿勢が悪いからといって、それだけで肋骨骨折が起こるわけではありません。ただし、骨の強さが低下している方や、胸部に繰り返し負担がかかっている方では、普段の生活の中にある小さなきっかけにも注意が必要です。

特に気をつけたいのが、急な動作や無理な姿勢での作業です。普段あまり身体を動かしていない方が、休日にまとめて大掃除をしたり、重い荷物を一度に運んだりすると、身体のさまざまな場所に負担がかかります。重い物を持つときに身体を大きくひねったり、腕を伸ばしたまま荷物を持ち上げたりすると、胸郭や背中の筋肉にも力が加わります。こうした動作を繰り返さないように、身体の状態に合わせて作業することが大切です。

長時間の同じ姿勢に注意

デスクワークやスマートフォンの使用などで長時間同じ姿勢を続けていると、背中や肩周辺の筋肉がこわばりやすくなります。特に、背中を丸めて顔を前に出す姿勢が続くと、胸郭の動きが小さくなり、呼吸も浅くなりやすい傾向があります。これは直接的に肋骨骨折を引き起こすものではありませんが、胸郭の柔軟な動きや周囲の筋肉の働きを考えるうえでは、意識しておきたいポイントです。

例えば、パソコン作業をしているときに、画面をのぞき込むように背中を丸めていないでしょうか。スマートフォンを見るときに、首を大きく前へ倒したまま長時間過ごしていないでしょうか。こうした姿勢が続くと、胸の前側が縮こまり、肩甲骨周辺の筋肉にも負担がかかりやすくなります。仕事中は定期的に姿勢を変え、無理のない範囲で立ち上がったり、肩や背中を動かしたりすることを意識しましょう。

身体をひねる動作や重い物の持ち方

肋骨は背骨や胸郭とつながっているため、上半身をひねる動作とも関係しています。例えば、床に置いた荷物を持ち上げながら後ろを振り返る、片手で重い荷物を持ったまま反対側へ身体をひねるといった動作です。こうした動きを急に行うと、胸や背中の筋肉に大きな力が加わります。骨の状態や負荷の程度によっては、肋骨周辺に負担がかかる可能性があります。

重い荷物を持つときには、荷物を身体から離しすぎないことが基本です。できるだけ身体の近くで持ち、膝や股関節を使って持ち上げるようにしましょう。また、荷物を持ったまま上半身だけを急にひねることは避け、方向を変えるときには足元から身体全体の向きを変えるようにします。一度に運ぶ量を減らして複数回に分けることも、身体への負担を抑えるための方法です。

咳が長引いているときの注意点

肋骨に繰り返し負担がかかる原因として、長引く咳にも注意が必要です。咳をするときには、胸部や腹部の筋肉が強く収縮します。短期間の咳であれば通常大きな問題にならないことが多いですが、激しい咳が長期間続くと、肋骨に繰り返し力が加わることになります。特に骨粗しょう症などで骨が弱くなっている場合には、咳がきっかけとなって肋骨骨折が起こることもあります。

風邪の後に咳だけが長く残っている、夜間に咳き込むことが多い、咳をするたびに胸の同じ場所が痛むといった場合には、原因を確認することが大切です。咳が続いているにもかかわらず、痛み止めだけで様子を見続けることはおすすめできません。呼吸器内科などの医療機関に相談し、咳の原因と胸部の痛みの両方について確認してもらいましょう。

肩や首、背中との関係

肋骨は肩や首、背中の筋肉とも密接に関係しています。肩甲骨は肋骨の上を滑るように動き、腕を上げたり、後ろへ引いたりするときに重要な働きをします。また、首から胸、背中にかけては多くの筋肉がつながっており、身体を支えたり、姿勢を保ったりするために協力しています。そのため、胸部に痛みがあると、無意識に肩をすくめたり、背中を丸めたりすることがあります。

例えば、右側の肋骨に痛みがある場合、右腕を動かすことを避けて左側を中心に生活するようになることがあります。すると、左右の身体の使い方に偏りが生じ、首や肩、背中の筋肉に負担がかかる可能性があります。反対に、肩や背中の筋肉が硬くなっていることで、胸郭の動きが小さく感じられることもあります。ただし、肩こりや背中の張りがあるからといって、肋骨骨折が起きているとは限りません。

腰への負担にも気を配る

肋骨に痛みがあると、身体をひねる動作や前かがみになる動作を避けるようになることがあります。その際、胸部を動かさないようにして、腰だけを使って身体を動かそうとする場合があります。例えば、床の物を拾うときに上半身を動かさず、腰を大きく曲げてしまうような動きです。こうした身体の使い方が続くと、腰周辺の筋肉に余計な負担がかかることがあります。

また、痛みを避けるために片側へ体重をかける癖がつくと、立っているときや歩いているときの姿勢にも変化が生じます。身体は一つの部分だけで動いているわけではなく、胸郭、背骨、骨盤、股関節などが連動して動いています。そのため、肋骨周辺の痛みがあるときには、痛む場所だけでなく、全身の動きにも目を向けることが大切です。

骨の健康を意識した生活習慣

肋骨骨折を予防するためには、転倒や衝突を避けるだけでなく、骨の健康を維持する生活習慣も重要です。骨の健康には、カルシウムやビタミンD、たんぱく質などを含む栄養バランスの取れた食事が関係しています。カルシウムは骨の材料となり、ビタミンDはカルシウムの吸収に関係する栄養素です。乳製品、小魚、大豆製品、緑黄色野菜、魚類などを組み合わせ、偏りの少ない食事を心がけましょう。

また、日常的に身体を動かすことも大切です。ウォーキングなどの運動や、筋力を維持するための適度な運動は、骨や筋肉の健康を考えるうえで役立ちます。ただし、すでに骨折が疑われる場合や、胸部に痛みがある場合には、自己判断で運動を始めないでください。痛みがある状態で無理に身体を伸ばしたり、筋力トレーニングを行ったりすると、負担が増す可能性があります。

転倒を防ぐための環境づくり

日常生活の中でできる対策として、転倒しにくい環境を整えることも重要です。廊下や部屋の床に物を置かない、電気コードを通路に出さない、浴室や玄関に滑り止めを設置するなど、身の回りを確認してみましょう。夜間にトイレへ行くことが多い方は、足元を照らす照明を設置することも一つの方法です。靴やスリッパも、足に合った滑りにくいものを選ぶようにしましょう。

特に高齢の方の場合、筋力やバランス能力の変化によって転倒しやすくなることがあります。普段から無理のない範囲で歩く習慣をつけ、身体を支える筋力を維持することが大切です。骨粗しょう症が心配な方や、過去に骨折した経験がある方は、医療機関で骨の状態について相談することも考えましょう。

痛みを感じたら早めに状態を確認する

肋骨周辺に痛みが出た場合、自己判断でマッサージをしたり、強くストレッチをしたりすることは避けましょう。特に、転倒や衝突の後から痛みが続いている場合や、咳をするたびに同じ場所が痛む場合には、肋骨骨折の可能性も考える必要があります。まずは整形外科などの医療機関で状態を確認し、必要な検査や対応について相談することが大切です。

また、胸部の痛みがあるときに、痛みを我慢して普段どおりの運動や仕事を続けることも控えましょう。無理をせず、身体の状態に合わせて生活の負担を調整することが重要です。肋骨は呼吸のたびに動くため、完全に動かさないようにすることは難しい部位ですが、余計な負荷を避けることはできます。次回は、整骨院の視点から身体全体の状態をどのように考えるのか、また日常生活で意識したいセルフケアについて解説します。

肋骨周辺の痛みは身体全体から考えることが大切

ここまで、肋骨骨折の原因や症状、日常生活への影響、そして肋骨に負担をかけやすい生活習慣について紹介してきました。肋骨は胸部を守るだけでなく、呼吸や上半身の動きにも関係している重要な骨です。そのため、肋骨周辺に痛みがある場合には、痛みが出ている場所だけでなく、肩や背中、腰などを含めた身体全体の状態にも目を向けることが大切です。

例えば、肋骨周辺に痛みがある方は、無意識のうちに痛む側をかばう姿勢になることがあります。身体をひねらないようにしたり、片方の腕をあまり動かさないようにしたり、痛みが出ない方向へ身体を傾けたりすることです。こうした動作は、痛みを避けるための自然な反応ともいえますが、長期間続くと肩や首、背中、腰などに負担が偏る可能性があります。

身体はそれぞれの部位が独立して働いているわけではありません。腕を上げる動作一つをとっても、肩関節だけでなく肩甲骨や胸郭、背骨などが協力して動いています。歩く、座る、立ち上がるといった動作にも、全身のさまざまな筋肉や関節が関係しています。そのため、身体の一部分に痛みや動かしにくさがあると、ほかの部分の使い方にも変化が出ることがあります。

整骨院ではどのような点に注目するのか

整骨院では、日常生活で感じる身体の痛みや動かしにくさについて、身体の状態や動作の特徴を確認することを大切にしています。例えば、肩を動かしたときに背中まで張る感じがある、上半身をひねると左右で動きに違いがある、長時間座っていると背中が疲れやすいなど、普段の生活で感じる変化は人によって異なります。こうした身体の状態を把握することは、日常生活での負担を考えるうえで重要です。

肋骨周辺に痛みがある場合には、まず骨折や内臓などへの影響がないかを考える必要があります。肋骨骨折が疑われる方や、転倒・衝突後に胸部の痛みが続いている方については、整骨院で自己判断による施術を進めるのではなく、整形外科などの医療機関で確認していただくことが大切です。呼吸が苦しい、強い胸痛がある、血の混じった痰が出るなどの症状がある場合には、速やかに救急医療を利用してください。

柔道整復師が骨折に対する施術を行う場合には、応急手当の場合を除き、医師の同意が必要です。肋骨骨折が確認された場合も、まずは医師による評価や指示を優先する必要があります。整骨院は、どのような身体の状態でも施術できる場所ではありません。安全面を第一に考え、医療機関での確認が必要な場合には適切な受診をおすすめすることも大切な役割だと考えています。

施術を考える際に大切なこと

肋骨骨折が疑われる段階では、痛みのある部分を強く押したり、揉んだり、無理に動かしたりすることは避けなければなりません。特に、骨折の可能性がある状態で胸部に直接強い刺激を加えることは適切ではありません。まずは医療機関で状態を確認し、必要な検査や治療方針について医師と相談することが基本です。

医療機関で骨折の状態や身体への影響について確認した後も、日常生活では身体の使い方に注意する必要があります。痛みを避けるために不自然な姿勢を続けていないか、必要以上に片側だけを使っていないか、肩や背中に余計な力が入っていないかなどを確認してみましょう。身体の状態や医師からの指示を踏まえながら、無理のない範囲で日常生活を送ることが大切です。

また、肋骨骨折以外の原因によって肩や背中に張りや動かしにくさが出ている場合には、身体全体のバランスや筋肉の使い方を確認することも考えられます。整骨院では、相談内容や身体の状態を確認したうえで、対応できる範囲のケアについてご案内しています。状態によっては医療機関での対応が優先されるため、無理に施術をすすめることはありません。

日常生活で意識したいセルフケア

肋骨周辺に痛みがあるときは、まず身体に余計な負担をかけないことが重要です。重い荷物を持つ、急に身体をひねる、高い場所に手を伸ばす、激しい運動をするといった動作は、痛みの状態によって負担になる可能性があります。無理に普段どおりの生活を続けようとせず、必要に応じて家族や職場の人に協力をお願いすることも考えましょう。

特に、家事や仕事で身体を動かす機会が多い方は、一度にすべての作業を済ませようとしないことが大切です。掃除や洗濯、買い物などを小分けにしたり、重い荷物を持つ機会を減らしたりすることで、日常生活での負担を調整できます。痛みがあるときには、無理にストレッチをしたり、自己流で胸を広げる運動を行ったりすることも控えましょう。

呼吸についても注意が必要です。肋骨に痛みがあると、深呼吸をすると痛むため、自然と浅い呼吸になってしまうことがあります。ただし、痛みを避けるために呼吸を極端に浅くしたり、咳を我慢したりすることは望ましくありません。呼吸が苦しい場合や、普段と違う呼吸の状態が続く場合には、医療機関に相談してください。呼吸に関する運動やセルフケアについても、骨折の状態に応じて医師の指示を確認することが大切です。

普段から骨や筋肉の健康を意識しよう

肋骨骨折をはじめとする骨のケガを考えるうえでは、普段から骨や筋肉の健康を意識することも大切です。食事では、カルシウムだけでなく、ビタミンDやたんぱく質などもバランスよく摂取するように心がけましょう。牛乳やヨーグルトなどの乳製品、小魚、大豆製品、魚、肉、野菜などを組み合わせることで、さまざまな栄養素を取り入れることができます。

また、身体を動かす習慣を持つことも重要です。ウォーキングなどの適度な運動は、筋力やバランス能力の維持にも関係しています。普段から身体を動かす機会が少ない方は、無理のない範囲で歩く時間を作ることから始めてみましょう。ただし、骨粗しょう症が心配な方や、過去に骨折したことがある方、現在痛みがある方は、運動の種類や強さについて医師に相談することをおすすめします。

さらに、転倒しにくい環境を整えることも忘れてはいけません。玄関や浴室、階段などは転倒が起こりやすい場所です。床に物を置かない、滑りやすい場所に対策をする、足に合った靴を履くなど、日常の小さな工夫が大切です。自分では気づきにくい生活環境の危険にも目を向けて、安全に過ごせる環境を整えていきましょう。

胸や脇腹の痛みを軽く考えないことが大切

肋骨骨折は、交通事故やスポーツなどの大きな衝撃だけでなく、日常生活での転倒や長引く咳などがきっかけとなることもあります。胸の一部分が痛む、深呼吸をすると痛みが強くなる、寝返りや起き上がりがつらいといった変化がある場合には、無理をせず身体の状態を確認しましょう。外見からは分かりにくい骨折もあるため、痛みが軽いからといって自己判断で放置しないことが大切です。

特に、転倒や衝突の後に胸部の痛みが出た場合には、整形外科などの医療機関への受診を検討してください。呼吸困難や強い胸痛などがある場合には、すぐに救急医療を利用する必要があります。身体の痛みは、原因によって必要な対応が異なります。自分の身体の変化に早めに気づき、適切な対応を選ぶことが、健康的な生活を送るための第一歩です。

京成津田沼整骨院では、肩や腰、背中などの日常生活で感じる身体のお悩みについてご相談を受け付けています。お仕事や家事、スポーツなどで身体に負担を感じている方は、お気軽にご相談ください。お一人おひとりの身体の状態やお悩みを確認し、対応できる範囲でご案内いたします。肋骨骨折が疑われる場合や医療機関での確認が必要な場合には、まず医療機関への受診をおすすめしています。

京成津田沼整骨院のご案内

所在地・アクセス

京成津田沼整骨院は、京成津田沼駅南口から徒歩1分の場所にあります。CoCo壱番屋様の隣、千葉銀行様の向かいにございます。駅から近いため、お仕事帰りやお買い物のついでにもお立ち寄りいただきやすい立地です。お車でお越しの方には提携駐車場をご利用いただけます。また、自転車・バイクは院の前に駐輪していただけます。

診療時間

平日は午前9:00~12:30、午後15:00~21:00まで受付しています。土曜日・祝日は午前9:00~12:30、午後15:00~20:00までとなります。日曜日は休診です。平日の夜も受付していますので、お仕事や学校の帰りにもご利用いただけます。

ご来院について

当院は予約不要でご来院いただけます。初めての方もお気軽にお越しください。混雑状況によってはお待ちいただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。交通事故によるお身体のお悩みや労災についてもご相談いただけます。また、全身整体や肩甲骨はがしなどの自費メニューもご用意しています。

身体の痛みや違和感を我慢せず、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。スタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております。

京成津田沼整骨院

院名:京成津田沼整骨院

平日:9:00~12:30 / 15:00~21:00

土曜・祝日:9:00~12:30 / 15:00~20:00

日曜:休診

アクセス:京成津田沼駅南口から徒歩1分(CoCo壱番屋様隣、千葉銀行様向かい)

駐車場:提携駐車場あり

駐輪場:自転車・バイクは院の前に駐輪可

電話番号:047-454-9388

#整骨院 #津田沼 #習志野 #京成津田沼 #交通事故 #交通事故治療 #鍼灸 #美容鍼 #骨盤矯正 #猫背矯正 #背骨矯正 #筋膜リリース 
#ムチウチ #ムチウチ治療 #腰痛 #肩こり #肩凝り #ギックリ腰 #スポーツ障害


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
京成津田沼整骨院
http://nkes.co.jp/
住所:〒275-0016 千葉県習志野市津田沼5-11-13 三橋ビル1F
TEL:047-454-9388
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。