意外に多い隠れ糖尿病

●食後に高血糖状態が続く

　通常の健康診断では、他の検査との関係で空腹時の血糖値を調べます。この空腹時血糖値は正常でも、食後の血糖値が高い“隠れ糖尿病"が多いことをご存知ですか？健康な人でも食事を摂ると血糖値が上昇しますが、インスリンが分泌されて、食後30分をビーフに低下します。糖尿病になると、インスリンの量が不十分で血糖値が下がりにくくなりますが、時間とともに正常値まで戻ることがあります。こうした場合には空腹時血糖値の測定では異常が見つかりにくいのです。

●自宅で尿糖値をチェック

　糖尿病は自覚症状がないよよ乱行し、さまざまな合併症を引き起こします。食事に気を配り、運動を習慣にして予防に努めるとともに、初期の段階で発見することが大切。早期発見のためには薬局で市販されている検査紙を使って、食事を摂った2時間後を目安に尿糖値を調べる方法があります。尿初値とは尿中に排出される糖の量を示す値で、血糖値が循Oを超えると尿に糖が排出されます。尿検査で陽性反応が出てもただちに糖尿病とはいえませんが、可能性は高いので、早めに医療機関を受診して専門的な検査を受けるようにしましょう。