腸が疲れていませんか？

●腸の機能が低下する

　食べ過ぎや飲み過ぎが続くと、腸に負担がかかって「腸疲労」になるおそれがあります。腸の機能が低下した状態のことを指し、消化吸収が滞って腸内に老廃物がたまり、体が重い、すっきりしない、下痢や便秘、臭いおならがよく出るといった不調につながるほか、免疫機能にも悪影響を与えます。特に、野菜や果物をあまり食べない、甘いものをよく食べる、外食が多い、お酒をよく飲む、運動不足、ストレスを抱えているという人は腸が疲れやすいので、注意が必要です。

●善玉菌を優勢にする

　改善するためには、１日３食を決まった時間に取り、発酵食品など善玉菌を含む食品や、腸のエネルギー源となるグルタミンが豊富な肉、魚、卵、大豆などを取入れましょう。食物繊維は不溶性２、水溶性１の割合で取るのが理想的です。また、腸の疲労回復には水分補給が大切ですが、冷たいものや砂糖の入ったものは腸の働きを抑えます。水分はノンシュガーの白湯やお茶で補いましょう。このほか、半日～１日のプチ断食も腸を休めるのに効果的。適度な運動も腸の活性化に役立ちます。