糖尿病を予防する

●無理なく続けられる運動を

　中高年だけでなく、若い世代にも糖尿病が増えています。糖尿病には１型と２型があり、日本の患者の約95％は２型糖尿病。暴飲暴食や肥満、運動不足などが主な原因となるので、生活習慣に注意することが予防につながります。運動は高血糖の改善に有効です。ただし、いきなりハードな運動をすると、長続きしないばかりか体の負担にもなるので、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を、無理のない範囲で続けるようにしましょう。

●最初に野菜を食べる

　食事はカロリーオーバーに注意するとともに、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取。気になる糖質は、摂取量を通常の半分程度に減らす“ゆるめ”の糖質制限がおすすめです。外食する際は糖質過多になりがちな丼物、麺類などの単品メニューを避け、サラダや副菜が付いた定食をチョイス。野菜から食べ始めると、血糖値の上昇が緩やかになります。また、ストレスを受けると血糖値が急上昇するので、趣味を楽しむなどのストレスをためない工夫も大切です。