意外に多い顎関節症
2024/06/26
●食いしばりが大きな要因
口を大きく開けにくい。硬いものを食べると顎が痛い。口を開け閉めすると耳も前辺りで音がする。こうした症状がある場合、顎関節症の可能性があります。顎関節に強い力が加わって、クッションの役割をする「関節円板」がずれることで起こります。主な原因は、歯を食いしばったり、左右どちらかの歯だけでかんだりする癖やストレスなど。パソコンやスマートフォンなど。パソコンやスマートフォンの使用時は無意識に歯を食いしばりやすく、長時間にわたって強い力がかかるので注意が必要です。
●時間をかけて治療
以前は手術による治療も少なくありませんでしたが、最近は負担の大きい知慮を避け、時間をかけて治療を行う医療機関が多数派です。顎関節症は生活習慣が深くかかわっていることから、発症の原因となる癖を改善し、就寝中はマウスピースを使用するなどして顎にかかる負担を軽減することもあります。また、マッサージや口を開けるストレッチなどセルフケア指導も行われます。疑わしい症状が見られる場合は、専門外来などを受診するとよいでしょう。
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