●若年層でも明らかな症状が
　動脈硬化は中高年が注意すべき症状と思われています。しかし、食の欧米化や塩分の取り過ぎなどにより、早い人では20代ではっきりとした症状が出てくることがわかっています。動脈硬化とは、動脈の壁が厚く硬くなって、スムーズな血流が妨げられている状態。自覚症状がないため進行に気付きにくく、血栓ができて血管が詰まると、急性心筋梗塞などにつながるおそれがあります。
 
●30代から検査を受ける
　動脈硬化は、肥満、高血圧、高血糖、高脂血症、喫煙、ストレスなど、さまざまな危険因子が複合的に重なって起こります。予防には、こうした危険因子を減らすために、生活習慣を見直すことが大切です。食事では動物性脂肪や塩分の取り過ぎに注意。肥満にならないように適度な運動を習慣にしましょう。また、健康診断などで、高血圧、高血糖、脂質代謝異常を指摘された人は、数値がそれほど高くなくても、30代から頸動脈エコーや血管年齢検査など、動脈硬化をチェックできる検査の受診をおすすめします。


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