●傷口から感染
　イボは非ウイルス性とウイルス性に大別できます。前者は、紫外線による皮膚の劣化などが原因ででき、感染のおそれはありません。一方、後者は正式には「ウイルス性ゆう贅（ぜい）」と呼ばれ、手や足の傷口などからヒトパピローマウイルスが侵入してできます。皮膚に小さな突起ができ、少しずつ大きくなって数も増えていきます。入浴施設やプールで足拭きマットなどの共有により感染するケースが多く、免疫力が低下している時や皮膚のコンディションが悪化している時は特に注意が必要です。
 
●早めに受診する
　予防するためには、スキンケアが大切です。皮膚が乾燥しているとキズができやすいので、保湿を心がけましょう。ウイルス性イボは放置すると悪化して治療に時間がかかるため、疑わしい場合は早めに医療機関を受診してください。治療は液体窒素を用いた冷凍凝固が一般的で、患部を急速に冷やしてイボを壊死（えし）させます。１～２週間おきに処置を受け、イボが小さいうちであれば数回で済みます。


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