●心身の状態が安定
　座禅会に参加する人が増えています。座禅を行うためには、正しい姿勢で座り、腹筋を使ってゆっくりと呼吸をする必要があります。一定のリズムで腹式呼吸を行うと、脳内の神経伝達物質・セロトニンの分泌が促されて精神の状態を安定させる効果があるといわれています。また、呼吸に意識を集中させることで、雑念を払い、集中力を高める効果も期待できます。
 
●初心者でも気軽に
　座禅を行う際は座布団を二つ折りにして敷き、両脚を組む「結跏趺坐（けっかふざ）」または片脚を組む「半跏趺坐（はんかふざ）」で座ります。背筋を伸ばしてあごを引き、肩の力を抜いてください。目は閉じず、少し下を見るようにします。細く長く吸い、下腹の辺りを意識しながらゆっくり吐くのが正しい呼吸法です。最近では寺院の座禅会や座禅の専門道場のほか、飲食店で開かれる椅子座禅の会などもあります。それぞれ形式は異なるので、自分に合った座禅会を見つけましょう。


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