カイロを上手に使う

●振り過ぎないで

　正しく効果的な使い捨てカイロの利用法を紹介します。外袋から出したら、貼らないタイプは数回振ってから、貼るタイプはそのまま使用します。もむと目詰まりや中身の片寄りの原因になることがあります。全身の冷えが気になるときは、首やくるぶし周辺など太い血管が通っている場所に貼ると、効率よく温まります。また、冷えによる肩こりが気になる場合は、肩甲骨の間に貼ると、「僧帽筋」という大きな筋肉が温まって血流がよくなります。

●低温やけどに注意

　低温やけどを予防するためには、長時間同じ部分を温めないこと。サポーターやベルトなどで回路が圧迫されると、血流が妨げられ、やけどしやすくなるので注意してください。就寝時の使用や他の暖房器具との併用も避けましょう。熱いと感じた場合や肌に異常が認められる場合はすぐにはがしてください。使用後は居住地域のゴミ出しのルールに従って処分。外袋や本袋は、食品トレーなどと同じ、中身は鉄のフライパンなどと同じ区分です。