カフェインの取り過ぎにご用心

●依存症になるおそれも

　コーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなどには、カフェインが含まれています。カフェインには、眠気解消や集中力アップといった作用が期待できる一方、取り過ぎると頭痛や心拍数の増加、不眠、下痢などを招くことがわかっています。日常的な摂取により耐性がついて依存症に陥るおそれもあります。しかし、カフェインの耐性には個人差があり、国内では１日あたりの摂取許容量の基準がないのが現状です。

●耐性が低い人は特に注意

　コーヒーを例にとると、100ミリリットル当たりのカフェイン含有量は約60ミリグラム。欧州の国際機関では、体重60kgの成人なら１回180mgまでであれば、健康リスクは増加しないとしていますが、人によってはこれより少ない量でも不快な症状が現れることもあります。取り過ぎを防ぐためには、製品に記載された表記で含有量を確認すること。エナジードリンクやサプリメントには、コーヒーなどより多く含むものもあるので、１日に何本も飲まないよう注意し、異常を感じたら摂取を控えましょう。