しもやけにご用心

●しっかりと防寒対策

　しもやけは寒さや温度差による刺激が原因で起こります。気温が３～５℃、昼夜の気温差が10℃以上ある時期に多く、真冬から春先には注意が必要です。血行が悪くなって皮膚が腫れたり、むずがゆさを感じたりするのが主な症状。手や足の指といった末梢（まっしょう）、耳たぶや鼻の先など露出している部分にできやすいのが特徴です。予防するためには、手袋や厚手の靴下、耳当てなどでしっかりと防寒しましょう。湯船にゆっくりつかる、手足をマッサージするのも効果的な予防法です。

●ぬれたままにしない

　暖房や厚着、運動などで汗をかいたら、すぐに着替えてください。放置すると、汗が蒸発する際に皮膚の熱が奪われて冷えてしまいます。水仕事や手洗いの後もきちんと水分を拭き取りましょう。しもやけができても、初期であれば市販の薬によるセルフケアで様子をみてもよいでしょう。ただし、かゆいからといって、かき壊さないようにしてください。一方、水疱ができるなど皮膚の状態が悪化している場合は医療機関を受診してください。