●冷やさないこと
　しもやけは、凍瘡（とうそう）ともいい、手足や耳たぶに発疹、腫れが現れ、かゆみや痛みを伴います。寒さで収縮した血管は温められると元に戻ります。しかし、静脈は動脈に比べて戻りにくく、この時間差によって血流が滞り、うっ血や炎症が起こってしもやけになると考えられています。予防するためには、しっかりと防寒して体を冷やさないこと。汗をかいて湿った服や、雨・雪でぬれた靴下、手袋をそのままにしておくと体温を奪われてしまいます。また、足を締め付ける靴は、血行を阻害してしもやけの原因になるので注意が必要です。
 
●早く治すこと
　しもやけができると、かゆみが気になって仕事に集中できないなど日常生活に支障をきたすケースが見られます。また、かき壊してしまい化膿（かのう）するおそれもあります。症状の悪化を防ぐため、血行の改善を促す軟膏や炎症を抑えるステロイド剤などを使い、早期に治すことが大切です。ただし、市販の薬を１週間程度使っても改善が見られない場合は、医療機関に相談してください。


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