●白内障のリスクも
　紫外線には波長が短い順にＵＶ－Ｃ、ＵＶ－Ｂ、ＵＶ－Ａの３種類があります。このうち、ＵＶ－Ｂは角膜の炎症の原因になるといわれています。またＵＶ－Ａは目の奥にある水晶体まで届き、長年にわたってダメージが蓄積すると白内障などの病気になりやすいと考えられています。目に入る紫外線の量が最も多くなるのは、太陽が地表からおよそ40度の角度にある午前９時ごろと午後２～３時ごろ。ビルや舗装された路面で紫外線が反射されやすい都心部では、時間に関わらずあらゆる角度から紫外線を浴びてしまうおそれがあります。
 
●濃すぎるサングラスは逆効果
　紫外線から目を守るためには、紫外線カット機能つきの眼鏡やコンタクトレンズ、サングラスを着用すること。ただし、色が濃すぎるサングラスをかけると、視界が暗くなって動向が開き、紫外線が目の中に侵入しやすくなることもあるので注意が必要です。また、顔とレンズのすきまなどから差し込む光対策として、日傘やつばの広い帽子と併用するのが効果的。レンズの大きいタイプやフレームとつるの部分が広いタイプなら、紫外線のカット率がより高くなります。

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