疲れがたまっていませんか？

●６カ月以上続くひどい疲れ

　疲れがどれくらいたまっているのか自己判断するのは容易ではありません。多少の疲れを感じることがあっても、つい無理をしてしまいがちです。しかし、疲労感に加えて、頭痛や筋肉痛、微熱、のどの腫れといった症状や、眠れない、集中力が続かず仕事でミスをするといった状態が半年以上続いている場合は「慢性疲労症候群」の可能性があります。放置していると、倦怠感がひどくなって起きられない、仕事や学校に行けないなど、日常生活に支障をきたすおそれがあります。

●早めに専門家に相談する

　慢性疲労症候群は休養を取っても治りにくいので、前項のような症状が見られる場合は早めの総合病院の専門外来や専門医を受診しましょう。受診に際して、慢性疲労症候群の症状を記載したチェック表を活用してもよいでしょう。食事や睡眠といった生活習慣に起因することも多いので、予防のためには日常生活を見直すことが重要です。十分な睡眠、適度な運動、栄養バランスのよい食生活を心がけ、ストレスをためこまないこと。仕事が忙しくて十分な睡眠が取れないといった場合は、勤務先や産業医に相談しましょう。